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読んだ本の高さ分。 [本のこと]

『脳がワクワクする「語学」勉強法』 茂木健一郎著

P・82
僕が最近よく思うことは、「読んだ本の高さ分だけ、人は成長すること
ができる」ということです。
(中略)
たとえば、500冊読んだら500冊分の高さだけ自分の足元に土台が
できあがり、その高さ分、遠くまで世界を見ることができます。
50冊なら50冊分、100冊なら100冊分の高さだけ、視界は開けて
いくのです。

一歩も積み重ね

読書とは、「過去に読んだ本の数だけ、生きるうえでの英知を手にすること
ができる」ものといえるのではないでしょうか。


ーー私は本読み人間なので、この文章からとても勇気をもらいました。
でも疑問は、自分のたくさんの本の高さ分の英知を、私は手にしているの
だろうか?ということです。
何回も読んだ本でも、再度読むと、「へ〜!そうだったんだ」なんて思う
ことがしばしばある私です。

でも、p・67に、こう書いてあります。

また、読書は、「体験」としてとらえることも必要です。
つまり、読んだ内容すべてをずっと覚えておこうとしなくていいのです。
極端な話、読んだ片っ端から忘れていってもかまいません。
(中略)
一冊の本を読んでそこから得られる具体的な情報よりも、むしろ二、三年
経ってから思い出すような「無意識に蓄積された影響」こそが、真にその人
にとっての貴重な読書体験の成果なのかもしれません。


ーー読んでも、結構忘れている私の頭ですが、茂木健一郎さんは、忘れても
いいというのですから、こんなにうれしいことはありません。

脳に蓄積された無意識の影響、それが読んだ本の高さ分だけ、私の成長に
役立っていると信じると、うれしい気持ちになって来ます。



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