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天風さんの言葉。 [本のこと]

『君に成功を贈る』 中村天風 述

これは、天風さんが若者たちに講演したものを著した本です。

この本を手に取ったのは、今回の仕事を辞め、心身共に弱くなっていた
時でした。

高熱から37度台の微熱に変わって来てはいましたが、時に38度まで
上がることもあり、体調の悪さと共に、心の状態もかなり辛かった。

パラパラとめくってみると、
〝具合が悪いときに具合が悪いと言ったら、具合が悪いのが治るかい〟ーー

〝どんな名医や名薬といえども、たのしい、おもしろい、嬉しい、
というものにまさる効果は絶対にない〟ーー

〝悲しいことや辛いことがあったら、いつにもまして、笑ってごらん。
悲しいこと、辛いことのほうから逃げていくから〟ーー

等、目に入って来て、体調も心の状態も悪かった私に、天風さんが
語りかけてくれるように感じました。

そして何より心に響いたのが、この本の最初の項目である
「幸福な人生を作る」の中の〝他人に好かれる人になりなさい〟
でした。

いつも積極思考を力強く説く天風さんの、
「有意義な幸福な人生に生きるには、何をおいても一番先に必要な
ことはなんだと思われますか」という問いかけへの答えが、

「他人(ひと)に好かれる人間にならなければいけない」
ーこれが人生の一番の根本基礎なんだ、と言っているのです。

「どんなに学問ができようが、どんなに経験を積もうが、どんな手腕を
もっている人間であろうが、他人に好かれない人間というものは、もう
だんぜん、有意義な幸福な人生に生きられないんですよ。」
というのです。

とても心に響きました。

未来に向かって

信長のどんな叱責にもめげずに、明るく行動できた秀吉のように、
愚直に見えても、笑顔で明るくふるまえたらいいのにな。

その時の私には難しく思えたけれど、どんな時でもなるべく笑顔を心がけて、
もっと人に好かれる人間にならねば、と思いました。

何かあると、心にグッと来てしまうけれど、天風さんの言うとおり、
日々の心がけを忘れずに、辛い時ほど笑顔になれることを目指していきたい。

若者に語りかけている本ですが、いくつになっても心に響く天風さんの
言葉の数々です。

『君に成功を贈る』中村天風 述
「他人(ひと)に好かれる人間にならなければいけない」



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コメント 2

sasasa

分かっていてもなかなかできないですよね(^_^;)
でもちょっとだけでもプラスのほうへ考えていくと、
同じ事でも少しだけ楽しくなりますよ(^_^)
そんな事の積み重ねですね(^_^)
by sasasa (2018-11-11 15:41) 

kacochan

sasasaさん、ありがとうございます。
本当ですね!
心の持ち方の、日々の積み重ねですね。
いつも少しずつでも、明るくプラスの方向に。
どんなことがあっても、ということが難しいですが(^^);
by kacochan (2018-11-12 08:19) 

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